おかげ様で今年もHPCに参画する事ができました。
お客様、仲間、送り出してくれた家族に心より感謝しています。
今回の沖縄は、歴史と自然、沖縄の現状とそこに生きる人々の思いに触れ「襟を正す思い」を強く感じました。
私が今回感じたことは・・・
ひめゆりの塔
国の援助なしに生き残った方たちの「後世に伝えなければ」という思いで建てられ維持されていることを知りました。
援助なしだからこそ伝えたいことを伝えられる。
資料館ではまだ10代なのに命を奪われた、また自害しなければならなかった女性たちの声が時を越えて私に語りかけてきます。
家族とやりとりした手紙にはとても美しい字で、親を想い気遣う優しい想いが溢れていました。
遺品の鏡や櫛、お化粧道具も展示され、現代に生きていたら私達と同じようにメイクを楽しんだだろうに・・
タクシーの運転手さんから戦争の話をいろいろお聞きしました。
その地に立ってお聞きする話はとてもリアルに胸に迫ります。
沖縄は唯一の地上戦があった地、くらいの認識しかなかった私ですがなぜ地上戦が行われたのかそしてそれがどんなに悲惨だったかを知りました。
雨のように降った爆弾のために今でも土木工事のときは金属探知機を使わなくてはならないそうです。
車で走りながら、基地がこんなに大きいとはと驚きました。
その基地で働く就職口は大変な競争倍率で受かるための学校があると知り、基地に反対するばかりではない人々の複雑な思いに触れました。
沖縄の聖地やグスクを巡り、自然崇拝の神聖なる沖縄の精神に触れました。
昔は聖地に男性が踏み入れることは禁止だけど今は許されているのでとタクシーの運転手さんは手を合わせ感謝をしてから踏み入れていました。
くじらに会いに行った時には、煙突とビルが立ち並ぶ陸がよく見える海にくじらがいることを知りました。
風力発電をみながらタクシーの運転手さんから沖縄も自然エネルギーに向かっていることをお聞きしました。
潮流を生かした発電とかとおっしゃった時には私も前から黒潮の流れとかでできないのかなと思っていたので嬉しくなりました。
百聞は一見にしかず。
ひめゆりの塔で聞いた声、タクシーの運転手さんが一生懸命私達に伝えてくださった沖縄の方々の思い、くじらが生きる海と人間の営み・・・
私なりに吸収してきたことを大切に伝えることで、研修に送り出してくださった皆様への恩返しをしていきます。
ありがとうございました!!