ユリアナ 営業所ニュース コロナによる臭覚障害の治療と香りについて 2021年05月07日 (金)

4月5月は気温変化と就職、入学、移動といった周囲の環境変化で
体調を崩しやすいです。
そんな折、専門知識を持ったアドバイザーさんが臭覚神経と
香りを味方につけた研究報告をみつけてくれたので、
シェアしますね。

コロナウイルスに感染すると嗅覚障害が起こると言われています。
しかも一定の割合の人はその異常は回復後も続くと。
人によってはなかなか回復しません。匂いがわからないと、味も分からなくなり、
何より腐ったものや毒を食べてしまうという危険が増します。

嗅覚障害の理由は、鼻の奥で匂いを感じている嗅覚神経を守っている細胞たちが
コロナウイルスに破壊されるためのようです。
その結果一人ぼっちになった嗅覚神経が元気をなくすわけで、
その深刻さにより回復にどの程度かかるかきまります。
ほとんどの人は軽い障害のため、コロナが治るとすぐ回復しますが、
残念ながら回復に長期間かかる人もいます。
回復の過程は通常の匂いでも不快に感じられてしまうようで、
なるべく早く回復したいものです。

さてここでパルファンの出番です。
実は神経に元気を持たせるためには適度な刺激が必要です。
たとえば目の視神経だって光が完全に遮断された暗闇の中では徐々に死に絶えます。
同様に嗅覚神経も匂い刺激により維持されるのです。
というわけでコロナによる嗅覚ダメージにも匂い刺激というわけです。

従来このような炎症系のダメージにはよくステロイドが用いられます。
しかしステロイドはご存知の通りよく効く薬ではあるものの人によると
副作用も否定できません。
その点匂い刺激は副作用が少なく誰でもが行えるという点から期待されています。

さて発表された研究によるとクローブ、ローズ、レモン、ユーカリの4つの匂いを
一日2回嗅がせた結果、嗅覚異常を訴えていた1363人の患者が6ヶ月で
95%回復したというものです。

別にこの4種類でなければだめというわけではありません。
私たちは様々な匂いを感じなければならないので、
用いる匂いは周期的に変えた方がより効率的です。
ただしもちろん鼻腔を直接刺激しますので、
用いる匂いは質の良いものが求められます。
折角の嗅覚神経の回復の途中に良くないものを混ぜてしまったのでは
本末転倒ですからね。
ということでみなさんのパルファンは安心して使用できるでしょう。

どのパルファンを使うかということですが、
好きなものを使えばよいと思います。もちろん先に述べた如く
回復過程は通常と匂いの感じ方が異なります。
ですのでパルファンの好みが若干異なることもありえますが、
自分の感覚に従いその時好みのものを使えばよいでしょう。
時々香りを変えてやればいうことはありません。

以上簡単ですが面白そうな研究だったので参考までに。

 

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