なぜ天気でこんなに具合が悪くなるの?
1年を通じて台風なみの低気圧やゲリラ豪雨が
当たり前になってきています。
こんな時期に気象病とよばれる症状に悩む人が
たくさんいます。
症状はさまざま!頭痛、古傷の痛み、倦怠感、関節痛、喘息、鬱、吐き気、不安症‥‥
天気によって痛みがでることは昔から言われてきました。
ところが症状に悩む人が日本でも一千万人超えるとか。
今や一般の病院に『天気痛外来』があるのには驚きです。
ズバリその原因といえば?
気圧の変化です。
そして気象病の症状がでやすい人は『耳が敏感な人』。
この「耳」とは「内耳」のことです。
鼓膜の奥にある、かたつむりのような形をした器官を
指します。
内耳には気圧の変化を感じるセンサーがあります。
このセンサーは人によって感じ方が異なり、
気象病を訴える人は、何らかの原因でこのセンサーが敏感なため、
脳に過剰に情報が伝わり、
その結果、自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが崩れ、
不快な症状が出やすいのではないかと考えられています。
気象病になりやすい方は、こんなことも苦手です。
⭐️車酔い。
⭐️飛行機の離着陸
⭐️高層ビルのエレベーター
身に覚えのある方ありませんか?
その対策は?
台風などの湿気の多い時期は、
カラダに入った水分がうまく排泄されず、
水の巡りが悪くなります。
漢方の薬膳的な食事や、日々のケアで症状は改善されます。
<日々の簡単ケア>
①水などの飲料はガブ飲みせず少しずつ飲むように。
②カラダに余分な水分を溜める、油っこいもの。
バター、ショートニング、マーガリン、ナッツ、そして甘いものの
食べ過ぎに注意しましょう。
③小豆、黒豆などの豆類、キュウリ、ゴーヤ、冬瓜などの瓜類、海藻類は
水の巡りをサポートする働きがあると言われています。
<マッサージ>
(1)耳を上下横に5秒ずつ引っ張る
(2)耳の横の部分をつまみ、
軽く引っ張りながら後ろに向かって5回ゆっくり回す
(3)耳の下に親指を当て、
上に人差し指を当てて上下に折り曲げる。この状態で5秒キープ
(4)耳全体を手で覆い、
後ろに向かって円を描くようにゆっくり5回回す。
入浴で体内の水分排出を高め、血流をよくするなども大切。
バース、パルファン、ジンセンなどをマッサージに使うと大きな
助けになりそうですね。